ハイリスク妊婦のつぶやき

●前置胎盤 癒着胎盤と診断された37歳妊婦の記録です●

33週 ついに入院

入院は月曜日だったので

直前の土日は上の子にべったりで過ごしました

しばらく病院にお泊まりになること、赤ちゃんが生まれたら一緒に帰ってくること、母は君のことが大好きで何より大事ということを伝えました

 

息子はそのとき2歳8ヶ月 母と離れて夜眠ること自体初めてです

余計な心配をかけないように 笑顔でいたかったのに 話しているうちに自然と涙がでてしまい いつもと違った様子に息子も神妙な表情に、、

 

息子なりに会えなくなることを 理解してくれている様子

ただそれを受け止めきれずに 泣くのを我慢して必死で話題を逸らそうとする息子を ただただ抱きしめました

 

 

33週0日 ついに入院の日となりました

当日は夫が車で病院まで送ってくれました

当時のコロナの感染状況では面会は全面禁止  次に夫に会えるのは出産の時です

お互いがんばろう 上の子を頼んだ!

 

正直 初めは早めの管理入院となることに上の子と離れることの心配が強く 「がっかり」という気持ちが拭えませんでした

しかしハイリスクな妊娠である中 何事もなくここまで来れたのは 本当に幸運なことだったと

家族から離れて ひとりになってしみじみと感じます

ここ(病院)なら急な出血が起きたり 赤ちゃんの様子に変化があってもすぐに気づいてくれる 助けてくれる きっとだいじょうぶだ

 

そして お腹の赤ちゃん 頑張ってくれているね ほんとうにありがとう!

 

5週間の入院が始まりました

 

持ち物が多過ぎて運ぶの大変だったし 病室でも収納に困った💦

次回入院準備品について書きます

30週 入院日決定 予定より早めの仕事納め

9月終わりの定期健診 妊娠30週

まだまだ残暑に身体が堪えます

 

エコーでは お腹の赤ちゃんは変わらずげんきでひと安心

まだ子宮内の広さに余裕があるからか横位で横向きに寝そべっているとのこと

 

医師から32週からの入院を宣告されていましたが

32週の終わりに上の子の保育園の運動会があり どうにか入院を1週間遅らせてくれないかとお話ししOKがでました!

コロナ禍で中止が続いていた上の子の初めての運動会 参加できそうでよかった〜

(できるだけ入院を遅らせたいという思いもあり、、)

 

仕事の方も有休が残っていたので 産休入りを3週間も早めて9月末でお休みに入らせてもらうことにしました

 

無事に引き継ぎや残っている仕事を終え

ほっとしたのも束の間

 

入院はもう2週間後に迫っています

 

・入院の最終準備をすること

・母の入院、また赤ちゃんが家族の仲間入りをすることに対して上の子の気持ちに寄り添う事

・母入院中の上の子対応の段取り

・美容院へ行くこと

・無理のない範囲で 友人たちに会うこと

をしながら過ごしました

 

出産で何が起こるか分からない  最悪の事態も想定しなければならないという思いがあり

 

特に上の子と過ごした時間

深くて濃縮した2週間でした

 

家族でコロナ感染、、

大学病院初診の翌週の月曜日に息子が発熱

通っている保育園の保育士さんの感染が報告された直後だったので嫌な予感、、

その日は夫が仕事を休み看病してくれました

 

次の日も息子の発熱は持続 次は私が有休をとり息子を病院へ連れていきました

夕方に出たコロナウイルスPCR検査の結果は陽性でした

同じ日に夫が40度の発熱💦これはもう不可避だ、、

 

案の定 私にも喉の痛みと声嗄れの症状が出てきたため翌日に検査を受けました そして やはり陽性の結果でした

というわけで 家族全員で10日間のコロナ療養となってしまいました

 

自分はワクチンを1ヶ月前に受けたばかりだったためか37度台の発熱が1日、他は喉の痛みと鼻水の症状が3日ほど続き その後は良くなっていきました

 

妊娠中の感染への配慮で 自治体から委託された助産師さんが毎日体調確認の電話をかけてくれました 体調の変化やお腹の張りや胎動など確認してくれて 安心しました😮‍💨

 

コロナでなくても 妊娠中の感染症は出血や早産のリスクを高めるとの事だったので ハイリスク妊婦の私は 不安も不安でしたー💦

 

幸い出血や強いお腹の張りもなく 母の回復を待ってくれて お腹の子 がんばってくれました!

大学病院を受診

妊娠25週 前医の紹介状を持参して 大学病院の初診

 

さすが 大学病院 朝一の予約時間で 30分前には到着したものの待合にはもうすでに 診察待ちの方が多くいます

 

初診の問診票記入や尿検査を済ませて 待つこと1時間 順番が来ました

 

ネームプレートに産科長と書かれた医師が 診察をしてくれました

「紹介元の病院からは なんと聞いていますか?」患者が症状をどのくらい理解しているのか どのように捉えているのかを知るためなのか このような質問から始まりました

 

そのあと前回、今回の妊娠の経過を確認してから「じゃあちょっと診てみようねー」とお腹のエコー

 

「赤ちゃんげんきだね 性別はもう聞いた?これは女子っぽいねー 小さめだけど大きさも問題ないね」

 

変わらずお腹の子は元気とのことでほっとします

 

そして内診です

 

前置胎盤しっかりありますね でもまだ週数的に変わるかもしれないから 様子を見ましょう

胎盤の癒着の方だけど、、」

 

子宮内の血流が見れるエコーの画面を私に見せながら説明してくれます

 

「ここ 前回の帝王切開の傷のところ たくさん血流が集まってる これはかなり癒着が疑わしいね もしそうだと大出血しかねないから 注意しないといけない 少しでも出血があったらすぐに入院 手術で出産することになります」

 

数週がまだ生産期に達していなくても 出血があると母子ともに命の危険があるため 緊急で帝王切開になると 前医と同様の説明を受けます

 

さらに

「何事もなく過ごせても 管理入院で 32週に入院して 正期産に入る37週で出産を予定しましょう 上の子の事があると思うけど 家族で考えてね」

 

え!何もなくても出産の1ヶ月前から入院が必要なんですか!?もし予定通り出産できても産後も1週間入院だから1ヶ月半家を空けるということ?

上の子 まだ私と離れて夜寝たことないんだけど、、保育園の送り迎えどうしよう(夫の勤務時間では送りも迎えも難しい)、、夫と子の2人で生活はだいじょうぶ、、?

は!産休開始日よりも早く入院になるから 職場にも相談しなきゃ、、

 

情報収集不足ですが、順調に進んでも考えていなかったくらいの長期の入院になることが判明し  また何かあったらすぐに入院 早産になる可能性もかなり高いという事実

 

かなり動揺しながら 診察後すぐに夫にメールしました

 

わたしの動揺とは反対に

夫の返事は冷静で 勤務時間について職場に相談してくれるとのこと

 

そうか どうやったって状況が変わることはない

覚悟を決めて できる準備はして 出血なく大きくなるまでお腹にいてくれるよう願いながら 過ごさなきゃ

 

(医師からは安静で出血リスクが下がるというエビデンスはないが たくさん動いて良いというエビデンスもないので 本人に任せると言われました)

 

 

 

 

 

 

 

状態は不変 性別はどっち?

妊娠23週時に定期健診へ

8月に入り 7月から引き続きの猛暑です

ただでさえ暑がりなのに 妊娠での高体温が加わり 外を少し歩いただけで 真っ赤な顔になりのぼせてしまいます

真夏の妊婦、、しんどいです

 

できるだけ外にいたくないけど、、

上の子の保育園が休みの週末などは 子のあり余る体力を思うと 外での活動をさせてあげたいと思い

 

午前中 または日が少し落ちてきた時間帯を見計らって外遊びに

それでもまだまだ高い気温と湿気に 毎日くたくた 体力ゼロです

 

前回の診察を引きずりながらも 健診へ

緊張して診察台に座ります

先生も状態をしっかりみてくれているためか 時間が長い、、内診は何回やっても慣れないです できればやりたくない💦

 

改善を期待していましたが、、

「んー、、変わりないですね」と先生のお言葉が

 

前回ほどではないものの そのことばが 突き刺さります、、

 

前置胎盤では 出血が少しでもあると 母子ともに危険な状態になるため 緊急帝王切開で出産の対応するとのこと

 

胎盤の癒着も疑われると大出血になることも予想されるため そうなった場合の十分な対応がその病院ではできないとのこと

 

そのため 前回お話があったように

止血目的の血管内治療が行える 大学病院へ紹介されることとなりました

 

覚悟しなければならないし 悩んでも状況が変わることもないのですが、、 不安な気持ちがまた 心に充満していました

 

ただひとつ 嬉しかったのは性別が分かったことです

「今日見た感じは、女の子みたいですね」と

 

上の子が男の子なので もともと女の子を望んでいた夫は にこにこ とても嬉しそう

大きくなってきたお腹と性別が判明したことと 

命を感じながら 「一緒にがんばろうね」と声をかけました

 

ちまたで流行っている? ジェンダーリビールケーキ やってみたかったけど

当時は 心の混乱で そんな気持ちになれず 結局 用意できずじまいでした💦

 

前置胎盤の傾向は変わらず そして更なるリスクが、、

前回受診から1ヶ月後の妊娠19週

再び産院となる総合病院の受診の日です

 

血圧 尿の検査は問題なし

前回受診より バイアスピリンを内服していますが その日までに特に出血もなく過ごすことができました

 

そしてエコーの検査です

お腹の子はよく動いていてげんきとのこと

まずはひと安心😮‍💨

 

そして前置胎盤については、、、

改善を期待していましたが その傾向は変わらず、、、むしろ良くない方向に、、

 

前回の受診よりも 子宮口を完全に覆って見えており 前置胎盤の中でもより重症な全前置胎盤という状態ということでした

 

前置胎盤胎盤が子宮口を覆っている程度によって全前置胎盤部分前置胎盤、辺縁前置胎盤と分けられる)

 

さらに

ひとり目の出産での帝王切開のちょうど傷跡のところに胎盤が作られており 傷跡と胎盤が癒着している可能性があるとのこと

 

通常、出産で赤ちゃんがお腹から出た後 自然と胎盤が剥がれ落ちますが 癒着胎盤胎盤が子宮にがっちりくっつき剥がれない状態です

 

医師からは 大出血に至りやすく 子宮摘出の必要性が出る可能性や最悪の場合 母体が死に至る可能性もあるハイリスクな状態とお話を受けます

 

前置胎盤だけではなく さらなる問題の出現に 私の頭はまっしろです

 

大出血のリスクに備えて より設備が整っており 血管内治療が可能な病院へ紹介するかもとお話があり

さらに経過を見つつ 状態によっては近隣の大学病院へ紹介をしてもらう運びとなりました

 

ひとり目の妊娠時は 定期健診は楽しみなものでしたが 今回はまったく違う状況となりました

 

このような命に関わる重要なお話も コロナ禍のため ひとりで聞かなければならず その状況も相まっていたかもしれません

 

思うのは 子どもの事

もし最悪 命を落とす事になってしまったら、、

残していく事になるかもしれない子ども(達)に対する申し訳なさと そうなってしまう事への恐れの感情が巡ります

 

30週頃までは 子宮が大きくなるに伴い胎盤の位置は変わってくることがあるとのこと

 

自身で努力できることは無く よい経過になっていく様に祈ることしかありません

胎動を感じた日

17週の半ば 何やらお腹の中に ぽこぽことした動きが

 

胎動を感じられるようになりました

 

胃の動きでも腸の動きでもない ひさしぶりの感覚に 赤ちゃんの存在を再確認します

 

前回受診でのリスクの説明もあり

赤ちゃんちゃんと生きてるかな だいじょうぶかな と不安な日々でしたが

存在を確認できる手がかりが ひとつ増えたことで少し安心したのを覚えています