ハイリスク妊婦のつぶやき

●前置胎盤 癒着胎盤と診断された37歳妊婦の記録です●

産院の初診 前置胎盤の傾向!?

産婦人科クリニックの受診から約3週後

妊娠15週となる6月半ばに紹介状を持参して産院となる総合病院を受診しました

 

第一子の時にお世話になった病院なので 勝手が概ね分かり 診察も落ち着いた気持ちで待っていられます

 

前回出産時は 2020.1と新型コロナウイルスの流行が始まる直前だったので パートナー同伴で診察を受けることができましたが 今回は診察室に入れるのは妊婦さんのみとルールが変更になっていました

 

1時間ほど待って順番が呼ばれます

初めに紹介状をもとに 前回の出産〜今回の妊娠についての詳しい問診 その後エコーにて赤ちゃんや子宮内の様子をチェックしてくれます

 

出生前診断については 夫と相談し どんなことが起きても お腹で育ってくれるなら生まないという選択肢はないね と夫婦で確認し合い 行わないことに決めました

 

そして 期待していたTOLAC(帝王切開後の経膣分娩)ですが

前回の妊娠で妊娠高血圧症候群となった経緯からは 難しいとの判断でした、、

がっかり、、

 

妊娠や出産に伴う負荷に脆弱な傾向があることが推察され 今回も同様に高血圧になってしまう可能性が高いという理由からです

 

また高血圧になると胎盤への血液の運搬が滞り 胎盤が十分に育たないことがあるとのことで 28週までバイアスピリンという血液の流れを良くするお薬が始まることになりました

 

そして エコーでチェック

先生が念入りに 時間をかけて診てくれます

「紹介元の産婦人科では胎盤の位置について何が言われましたか?」

 

「?? 特に何も言われていません」

 

胎盤がだいぶ下の方にありますね この週数ではまだ分かりませんが 前置胎盤の可能性がある 経過を見ていきますね」

 

前置胎盤胎盤が正常より低い位置に付着し  胎盤が子宮の出口(内子宮口)の一部または全部を覆っている状態です

生じるのは全分娩のおおよそ1%弱(日本産婦人科学会HPより)

出産時に赤ちゃんよりも胎盤が先に出てしまうため 大出血を引き起こし また胎盤が出てしまうと赤ちゃんは胎盤からの栄養 酸素が供給されない状態になるためとても危険 出産は100%帝王切開となります

 

子宮が大きくなるにつれて胎盤の位置がずれ 前置胎盤が改善される可能性もあるとのことですが

 

前医では特に指摘されていなかった 前置胎盤ということば

 

先生が詳しく説明してくれますが 心の準備もなく伝えられる だいぶリスクの高い内容に ショックが大きく、、

その日は呆然としながら帰路につきました